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最終更新日:2024年05月24日

水晶(枝豆) ~和漢薬膳師編~

★水晶(枝豆)のあんかけ茶わん蒸し★

水晶(枝豆)のあんかけ茶わん蒸し

 

季節に合わせて、温かくしても冷やしてもいただける、和のおもてなしにおすすめの一品です。
胃腸に負担がかかりやすい季節の変わり目は、消化に良く、体を温める食材を組み合わせましょう。
枝豆は、免疫力が高く、元気を補い、血を養い、肝機能を整えます。海老は、体を温めて、滋養強壮、気血の流れを整えます。

【材料】2人前

  • 水晶(枝豆)    ・・・2個
  • 海老        ・・・4尾 (下準備:塩少々、みりん小さじ1、片栗粉適量)
  • 枝豆        ・・・30g
  • 【卵液】
    卵         ・・・3個
    A/だし       ・・・300㏄
    A/みりん      ・・・大さじ1
    A/醤油       ・・・小さじ1
    A/塩        ・・・小さじ2/3
  • 【あん】
    B/だし       ・・・1カップ(200㏄)
    B/みりん      ・・・大さじ1と1/2
    B/醤油       ・・・小さじ1
    B/塩        ・・・小さじ2/3
  • 【水溶き片栗粉】
    片栗粉       ・・・小さじ2
    水         ・・・大さじ1

【作り方】

  1. 蒸し器を用意する。水を入れ、沸騰させ、蓋に布巾を巻いておく。水晶を冷凍のまま12分蒸す。あら熱が取れてからフィルムをはがす。
  2. 枝豆は、塩ゆでしておく。
  3. 海老は背わたを取り、塩、片栗粉でもみ洗いし、キッチンペーパーで水分を取る。みりんをふり、片栗粉をまぶして、沸騰したお湯で色が変わる程度に茹で、ざるに取る。
  4. 卵液を作る。ボウルに卵をよく溶きほぐし、Aの材料を加え、ざるで濾す。
    器に静かに流し入れる。
  5. あんを作る。鍋にBの材料を入れて、沸騰させ、水溶き片栗粉を加えて、とろみがついたら火を止める。
  6. 蒸し器にお湯を沸騰させ、4.を蒸す。中火で2分、弱火で8分、火を止めて8分。
    水晶、海老、枝豆を飾り、5.のあんをかける。

 

★ 水晶(枝豆)のお吸い物★  

水晶(枝豆)のお吸い物

水晶の見た目の美しさと、枝豆の上品な味わいを活かし、香り高いお吸い物に仕上げました。
春は、溜め込んだものを排出する季節です。解毒作用やリラックス効果のある食材を摂り入れ、免疫力向上に繋げましょう。
枝豆は、元気を補い。血を養い、肝機能を整えます。大根は、喉の不調、胃腸のもたれ、咳止め、喉の渇きにも効果的です。人参は、目の渇きやかすみ、視力低下、食欲不振、慢性の咳にも効果的です。しいたけは、免疫力アップし、食欲不振、胃もたれを防ぎます。香りや旨味成分があるのでおすすめです。三つ葉は、気血の巡りをよくし、手足が冷えやすい方、初期の風邪症状におすすめです。ゆずは、胃腸を整え、緊張やストレスをやわらげ、喉に潤いを与えます。

【材料】4人前

  • 水晶(枝豆)    ・・・4個
  • 三つ葉       ・・・8本
  • にんじん      ・・・1/2本
  • 大根        ・・・1/4本
  • しいたけ      ・・・1個
  • 手まり麩      ・・・12個
  • ゆず皮       ・・・1個分
  • 【だし】
    水         ・・・1L
    昆布        ・・・10g
    かつお節      ・・・10g
    醤油        ・・・小さじ1

【作り方】

  1. 蒸し器を用意する。水を入れ、沸騰させ、蓋に布巾を巻いておく。水晶を冷凍のまま12分蒸す。あら熱が取れてからフィルムをはがす。
  2. だしを取る。
    鍋に昆布を30分以上 (出来れば一晩) 浸ける。弱火にかけ10分程かけて、沸騰直前まで加熱する。昆布を取り出す。
  3. かつお節を入れ、弱火にかけアクを取りながら、1~2分加熱する。沸騰直前に火を止め、かつお節が沈むまでそのまま置く。ざる+キッチンペーパーで濾す。
  4. 具材を準備する。大根、人参を5mm厚さに切る。花型の型抜きし、飾り切りをする。
    (ねじり梅型:花びらが立体的に見えるよう、包丁で中央に向かって、表面を斜めに削る)
    鍋に沸騰したお湯で、色が変わる位まで茹でる。手まり麩は、水に入れて戻しておく。しいたけは薄切りにする。三つ葉は、長いまま2本ずつ取り、茎のみをさっと茹でて、やわらかくなったらまとめて結ぶ。
  5. 鍋にだし、大根、人参、手まり麩、しいたけを入れ、温める。
    椀に、水晶を入れ、だしを注ぐ。三つ葉と、刻んだゆずの皮を飾る。

 

★ 水晶(枝豆)のみたらしあん ★  

水晶(枝豆)のみたらしあん

見た目に美しい水晶のみたらしあんは、箸休めの一品としてもおすすめです。たんぱく質、ビタミン豊富な組み合わせで、血の巡りを改善し、新陳代謝をアップする効果があります。
枝豆は、元気を補い、血を養い、肝機能を整えます。片栗粉は、心を癒したり、呼吸器を保護します。胡麻は、肺に潤いを与え、肌の乾燥を防ぎます。

【材料】4人前

  • 水晶(枝豆)    ・・・8個
  • A/醤油       ・・・大さじ4
  • A/砂糖       ・・・大さじ4
  • A/水        ・・・1カップ(200㏄)
  • 【水溶き片栗粉】
    片栗粉       ・・・大さじ1
    水         ・・・大さじ2
  • ごま        ・・・適量

【作り方】

  1. 蒸し器を用意する。水を入れ、沸騰させ、蓋に布巾を巻いておく。水晶を冷凍のまま12分蒸す。あら熱が取れてからフィルムをはがす。
  2. 鍋にAの材料を入れて、沸騰させ、水溶き片栗粉を加えて、ひと煮立ちさせ、とろみがついたら火を止める。
  3. 水晶に2.のあんをかけ、ごまを散らす。

 

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