商品特集
水晶(南瓜) ~ 和漢薬膳師編② ~
【材料】4人・小鉢4個分 | ||
▪水晶(南瓜) | 4個 | |
▪粉ゼラチン | 5g | |
▪水 | 大さじ1 | |
[基本のだし] | ||
▪水 | 500cc | |
▪昆布 | 5㎝ | |
▪かつお節 | 5g | |
▪だし | 200㏄ | |
▪みりん | 大さじ2 | |
【具材】 | ||
▪あなご(焼き) | 100g | |
▪長芋 | 50g | |
▪三つ葉 | 1束 | |
▪ゆず皮 | 1個分 | |
▪大葉 | 4枚 |
【作り方】
1.だしを取る。鍋に昆布を30分以上 (出来れば一晩) 浸ける。弱火にかけ10分程かけて、沸騰直前まで加熱する。
昆布を取り出す。かつお節を入れ、弱火にかけアクを取りながら、1~2分加熱する。沸騰直前に火を止め
かつお節が沈むまでそのまま置く。ざる+クッキングペーパーで濾す。200ccを取り分け、みりんを加えてひと
煮立ちする。
2.粉ゼラチンと水を入れ、よく混ぜふやかしておく。1.に入れ、溶けるまで混ぜる。
3.蒸し器を用意する。水を入れて、沸騰させ、蓋に布巾を巻いておく。水晶を凍ったまま、皿に並べ、5分蒸す。
4.あなごは、細く切る。長芋は皮をむき、さいの目切りにする。三つ葉は、2㎝長さに切る。
ゆずは、皮を千切りにする。
5.小鉢に水晶を一個ずつ入れ、2.、4.を入れる。ラップをかけて、冷蔵庫で二時間冷やし固める。
6.固まったら、刻んだ大葉を乗せる。
【ポイント】
水晶の見た目の美しい涼やかな一品です。ぷるんとした食感が煮こごりにおすすめです。
煮こごりの具材は、うなぎ、鯛、海老、手羽先、牛すね、豚足などコラーゲンの豊富な食材が適しています。
三つ葉やゆず、大葉など香りのある食材と合わせると、風味の良い一品に仕上がります。
※冷やし固める器の大きさによって、水晶6個分にし、約6人分作ることが出来ます。
- あなごは、良質なたんぱく質が豊富で、気と血の巡りを改善し、貧血、めまい、立ちくらみに効果的です。
免疫力、疲れ目、肌荒れにも効果的で、女性にとって嬉しい食材です。 - 長芋は、ムチンが豊富で肌や粘膜を保護し、アルギニンが疲労回復の効果があります。むくみ、高血圧予防に
効果的です。腎、脾を元気にし、消化吸収機能を向上します。 - 三つ葉は、脇役にはもったいない効能がたくさんあり、ビタミン、ミネラル、鉄、食物繊維が豊富です。
気と血の巡りを改善し、ストレス、月経不順に作用します。三つ葉特有の香りは、精神安定し、不眠、イラ
イラを改善します。解毒作用があり、皮膚のかゆみ、潰瘍、風邪による咳、喘息を緩和します。 - ゆずは、ビタミンCが豊富で、食物から摂る必要のある成分が含まれています。
- 交感神経の働きを活性化させ、脂肪を分解する働きがあると言われています。集中力を高め、血行促進、体を
温める作用があります。 - ゼラチンは、血管障害の予防、骨粗しょう症による関節痛、皮膚の再生、コラーゲン補給に役立ちます。
【材料】4人分 | ||
▪水晶(南瓜) | 4個 | |
▪ベビーほたて(生食) | 8個 | |
▪アスパラガス | 8本 | |
▪苦瓜 | 1/2本 | |
▪みょうが | 4個 | |
【煮びたし】 | ||
[基本のだし] | ||
▪水 | 500㏄ | |
▪昆布 | 5㎝ | |
▪かつお節 | 5g | |
▪みりん | 大さじ1と1/2 | |
▪醤油 | 小さじ2 | |
【黄身酢】 | ||
▪卵黄 | 2個分 | |
▪砂糖 | 小さじ1 | |
▪みりん | 大さじ1 | |
▪酢 | 大さじ2 |
【作り方】
1.だしを取る。鍋に昆布を30分以上 (出来れば一晩) 浸ける。弱火にかけ10分程かけて、沸騰直前まで加熱する。
昆布を取り出す。かつお節を入れ、弱火にかけアクを取りながら、1~2分加熱する。沸騰直前に火を止め
かつお節が沈むまでそのまま置く。ざる+クッキングペーパーで濾す。200cc取り分け、みりんと醤油を加えて
ひと煮立ちさせる。
2.鍋に水を沸騰させ、塩を入れる。アスパラガスは茎の固い部分と筋を取り、塩茹でする。 苦瓜は、半分に切り
種とワタをスプーンで取り、薄切りにし、塩茹でする。みょうがは縦4等分に切り、塩茹でする。それぞれ、水気を
切る。
3.蓋つき容器に1、2を入れて浸け込み、冷蔵庫で1時間冷やす。(可能な場合は、翌日まで置くと味がよりなじみます。)
4.黄身酢を作る。ボウルに卵黄、砂糖、みりんを入れ、泡だて器で混ぜ合わせる。湯煎にかけ、卵黄がとろりとして
色が薄くなってきたら、酢を加えてクリーム状になるまで混ぜて、火を止める。
5.蒸し器を用意する。水を入れて、沸騰させ、蓋に布巾を巻いておく。水晶を凍ったまま、皿に並べ、5分蒸す。
6. 3.、4.、5.を盛り付ける。
【ポイント】
ほたては、養殖されているので、年中市場に出回り、美味しく頂けますが、旬は夏と冬の二回あります。
夏野菜には、暑い季節に必要な効能が含まれています。食材の風味を生かした煮びたしに、栄養価の高い万能調味料である、黄身酢を添え、品のある味わいにしました。
- ほたては、高たんぱく、低脂肪で、タウリンや亜鉛が豊富で、疲労回復に優れた食材です。イライラを改善し、肝機能、味覚症状、血行不良による貧血や動脈硬化に効果があります。
- 苦瓜(ゴーヤ)は、ビタミンCが豊富で、紫外線による日焼け対策や肌の老化防止、解毒、暑気あたりに有効です。苦味は、胃腸や粘膜を整え、血糖値の上昇を抑えます。
- アスパラガスは、名前にある「アスパラギン酸」というアミノ酸が豊富で、疲労回復、体内の毒素を排出し、新陳代謝を促進します。体の熱を冷まし、潤し、喉の渇きや咳を和らげる作用があります。
- みょうがは、香りの成分により、気血の巡りを改善し、ストレスを緩和します。発汗、解毒作用があり、眼精疲労や腫物にも効果があります。
- 卵黄は、レシチンが豊富で、神経系に効果を発揮し、記憶力・集中力・認知症に有効で、体力強化、二日酔い、生活習慣病に効果があります。
- 酢は、クエン酸、アミノ酸が豊富で、夏バテ防止におすすめです。抗菌作用、疲労回復、胃腸を整え、血流を改善します。
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